サラリーマンの理想的なアセットアロケーション(現金保有比率)とは?【株・FX・債権・仮想通貨】

大学時代から株式投資を始め、

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などなど、たくさんの投資にチャレンジしてきました。

アベノミクス相場や世界的好景気ど真ん中世代ということもあり、どの投資も基本的には勝ち続けてきました。

ただ、どの投資をするときにも、常に頭によぎるのは

「どれぐらい現金を保有して、どれぐらいリスク商品にお金を突っ込めばいいんだろう・・・」

ということ。

投資の成功は優れた投資商品を見つけ出すのではなく、理想的なアセットアロケーションを見つけ、それを維持することによってもたらされます。

ウォール街のランダム・ウォーカー ―株式投資の不滅の真理」や「敗者のゲーム」といった理想的な投資配分について科学的に解説している著書も読みましたが、なかなかしっくりこず、常に正解のアセットアロケーションを探し求めていました。

そして、10年近い投資生活をへて、

「一般的に優れていると言われるアセットアロケーションは機関投資家にとって当てはまる配分であって、サラリーマンやフリーランスといった私達にはあてはまらないのではないだろうか?」

という結論に至りました。

わたしが10年近い投資生活をへて、見つけ出した理想的なアセットアロケーションについて解説します。

※アセットアロケーションと書いていますが、投資商品別の配分ではなく、現金保有比率についてメインに書きます。

常に収入が入り続けるサラリーマンと機関投資家を一緒にしない

プロ投資家と同じ戦い方は出来ない

プロ投資家と同じ戦い方は出来ない

億単位でお金を運用する機関投資家が良しとするアセットアロケーションを個人レベルに応用することは間違っています。

彼らは数百・数千億という資金を元に、その資金を少しでも増やすようにアセットアロケーションを組んでいます。しかも、わたしたち個人投資家と異なり、彼らは人のお金を預かり運用しているため、現金比率を増やして、眠ったままのお金を保持しておくことができません。
それゆえに、キャッシュ以外の金融商品を多めに組み込んだアセットアロケーションを構築しなければなりません。

一方、わたしたちは、100%キャッシュで貯金しておいても問題ありません。むしろ、多くの方が金融商品をもたずに100%キャッシュで保有しているのではないでしょうか?

そして、個人投資家の場合、ポートフォリオに対してかなり大きい割合の給料という追加資金が毎月入ってきます。

例えば、金融資産250万円・月収50万円の人だったら、毎月ポートフォリオの20%近い額の追加資金が自分の手元に入ってくるわけです。たとえ、生活費として半分使ったとしても10%の額です。

このように、個人投資家は

  • 現金保有率が100%でも0%でも問題ない
  • 毎月大きな追加資金が入ってくる

という2点で、機関投資家と大きく異なります。

機関投資家と同じロジックで私達の投資生活を構築してはいけないとご理解いただけたかと思いますので、以下では、それを踏まえてわたしがオススメする個人投資家のアセットアロケーションを紹介します。

個人投資家が現金比率を決めるときに大事にすべきポイント

私達が投資するときに大切にしなければならないこと

私達が投資するときに大切にしなければならないこと

個人であるわたし達が投資をする際に気をつけなければならないことは、

「穏やかに毎日の生活を営むこと」

ファンドマネージャーのような機関投資家は、たとえ投資で失敗しても、自分の貯金が減ることもなく生活に支障はありません。

しかし、わたしたちの場合は、投資資金イコール生活資金になるので、投資で失敗をすると生活に影響が出ます。

そのため、毎日の生活に支障がない範囲こそが理想的な現金比率になるのです。

そして、この現金比率というのは、一般的に言われる理想的なアセットアロケーションとは異なり、各個人によって大きく異なります。

学生の場合

もし、あなたが学生だとしたら、理想的なアセットアロケーションはどういったものになるでしょう?

おそらく、学生の場合は

  • 生活コストが低い
  • 養う家族がいないため、貯金をする必要がない
  • 元本が少ない

という条件が一般的ではないでしょうか?

贅沢な生活をしていないため、毎月の出費が少なく、養う家族もいない。また、本業は学業であり、仕事に使う時間が少ないため貯金自体少ない。

そういった、リスクを取れるが元本が少ない学生は

  • 現金比率0%でも大丈夫
  • 株や不動産は資金不足で難しい
  • FXや仮想通貨といった超ハイリスクハイリターンな投資商品で大きく狙う

といった投資法がオススメです。(もちろん、暴落時にマイナスになるのは避ける必要があるため、リスク管理は必要です)

つまり、現金を保有する必要もない学生はハイリターンな金融商品でバカ上がりを狙うのです。また、投資元本が少ない学生が低リスク低リターンな投資をしても、数万円ほどの利益しか狙えず意味がありません。

もし、あなたが現金を保有する必要もなく、元本も少ない場合は、現金保有率0で超ハイリスクハイリターンな銘柄に投資することをオススメします。

社会人・独身の場合

社会人・独身の場合はどうでしょう?わたしもこの属性に当てはまります。

社会人で独身の方の特徴は以下の通り。

  • 自分の生活さえ担保できればいい
  • 多少リスクをとってもいい
  • 毎月お給料が入ってくる

投資元本もそれなりにあり、自分の生活を崩さない程度にリスクが取れる状況です。

私も実際にそうしていて、同じような状況の人にオススメしたいアセットアロケーションは

  • 2年分の家賃を現金で持つ
  • 残りの資金を株や不動産などの長期保有に強い投資商品に投資する
  • 債券や国債などの低リスク低リターンな投資は避ける

です!

人によって生活水準は違いますが、2年分の家賃を現金でもっていれば、もし大暴落が起きたとしても向こう2年間の住む場所を確保できます。

大暴落が起きて所有している資産が半分になっても、病気になったとしても、向こう2年間住む場所があれば、再起できるのではないでしょうか?

一番いけない行動は、暴落が起きたときに、生活費がなくなり、値段が下がったときに損切りしてしまうこと。その事態を避ける状況をつくっておけば、リスクオンで投資できるのがわたしたち独身の強みです。

家族持ちの場合

もし、家族がいる場合、リスクオンは避けるべきです。

自分の生活もありますし、家族の生活もあります。不況になろうが、投資に失敗しようが子供は育ちます。

子供の挑戦したい気持ちや好奇心をお金が原因で無下にすることはあってはならないこと。

子供が不自由なく生活できる資金は残しながら、投資を楽しむべきです。

  • 子供や家族を3〜5年養える額を現金で持つ
  • 残りの資産の多くの部分をリスクの少ない債券や国債に投資する
  • 余裕資金で、株や不動産といったリスク商品に投資する。

といった具合に、生活を第一に考えて、余裕資金で投資を楽しみましょう。

また、家族がいる場合は、

  • ジュースや食べ物がもらえる
  • 飲食店の金券がもらえる
  • テームパークの入場券がもらえる

といった優待制度をもつ株に優待狙いで投資するのもよいでしょう。

※優待株は値崩れしづらく、1単位から投資が可能なので、株式投資の中でもリスクが低いです。

生活を維持できる現金をもち、取るべきリスクを把握する

生活が第一。心穏やかでなくなったら、投資ではなくギャンブル

心穏やかでなくなったら、投資ではなくギャンブル

投資は、生活を豊かにするためにあるものです。

その投資が原因で、イライラしたり不安になってしまっては本末転倒。自分の生活を崩さない範囲でアセットアロケーションを作る必要があります。

もちろん、2年分の家賃を確保していたとしても、株価が大きく下がった日にドキドキしてしまう人もいるでしょう。

そういった人は、もう少し現金の比率を上げたり、リスクの低い投資商品の比率を上げて、安心して生活できる自分だけの最適なアセットアロケーションを見つけるべきです。

投資に正解はありません。

成功と失敗を繰り返して、自分だけの正解を見つけていきましょう。